高齢者の閉じこもりを考える
こんばんは。
今日は涼しくなって過ごしやすかったですね。良かった良かった。
高齢者の閉じこもり
自分がインドア派なので、将来のひきこもりを心配して調べてみました。
介護予防マニュアル(改訂版:平成24年3月)について|厚生労働省 によると、高齢者はひきこもりではなく、閉じこもりと言うようです。簡単に説明すると、活動空間が家の中だけというように狭小化し、それによって心身両面の活動力を失った結果、寝たきりになってしまうという考え方です。
閉じこもり予防法
一次予防・・・閉じこもりにしないための予防
仕事、近所づきあい、地域行事への参加、老人クラブ、ボランティア等、社会との交流が増えるほど、生活への満足感が高くなるので、成人期までに培った地域社会との交流を、できるだけ維持することで、閉じこもりの予防になる。
二次予防・・・閉じこもりの早期発見、早期対応
- 「基本チェックリスト」によって対象者を把握する。
「基本チェックリスト」には、運動・認知症・うつなどのチェックの他に、閉じこもりについてのチェック項目があります。
⑯ 週に1回以上は外出していますか。
⑰ 昨年と比べて外出の回数は減っていますか。
- 通所系の介護予防事業メニューへの参加勧奨をする。
- 自宅訪問する。
行政によって、個別対応も進んでいます。
閉じこもりの要因
私が一番気になったのは、閉じこもりの要因でした。
身体的要因
歩行能力の低下、IADL*1障害、認知機能の低下、散歩・体操や運動をほとんどしない、日常生活自立度が低下、視力・聴力の低下、下肢の痛み
心理的要因
ADL*2に対する自己効力感の低さ、主観的健康感の低さ、うつ傾向、生きがいがない
社会・環境要因
高齢であること、集団活動などの不参加、家庭内での役割が少ない、社会的役割の低さ、親しい友人などがいない
上記の3要因が閉じこもりの危険性が高い要因です。
自分にあてはまる要因を太字にしましたが、すでにやばくないですか? これで仕事を辞めてしまったら、他の要因もきっと増えますね。
高齢者と同居する家族
以前、自宅前で一人のおばあさんに声を掛けられました。
〇〇小学校にはどう行けばいいですか?
そこの角を曲がってまっすぐ行けば〇〇小学校ですよ
ありがとうございます。家族に家にばかりいないで、散歩に行きなさいって言われて出かけたんですけど、帰り道がわからなくなってしまって。。。
家までお送りしましょうか?
そんなことしたら家の者に怒られますから。小学校が分かれば帰れます。
私は、両手に買い物袋を持っていたので、そのまま家に入りました。でも、気になって気になって、娘に後を頼んで家を出ましたが、すでにおばあさんの姿はありませんでした。
追いかけようか考えましたが、受け答えも歩き方もしっかりしていらっしゃったので、ご迷惑になってもいけないと追いかけませんでした。今考えれば、こっそりと後をつけていけばよかったのかなぁと思います。
ご家族にしてみれば、おばあさんのことを考えてのことだったのでしょう。でも、一人で散歩に出す判断は難しいです。
散歩から戻ったらどんなことがあったのか、途中で誰かに会ったかなどとお話を聞いてあげられたらいいですね。
閉じこもりにならないためにできること
自分はこのままだと閉じこもりへと一直線です。
誰かに指示されるでなく、自分から外へ出るように今から習慣づけていかないといけないと強く強く感じました。
まずは、お休みの日に外出するのは、お化粧をしなければいけなくてメンドクサイを克服したいと思います!
趣味や地域貢献、ご近所さんとの付き合いなどで毎日出かけられる方は、今のままでも大丈夫です。
プライベートで外に出かけない方は、心身の健康のためにもなるべく長く働きましょう。
参考元:厚生労働省ホームページ