65歳まで働くとどのくらい年金が増えるのか調べてみた
老後生活が不安
消費税が増税
平成31年10月1日から10%に増税(予定)。何度か延期されてきたけれど、今回はどうなるのだろう。いずれにしても、すでに決定されている増税が延期されているだけなので、いつかは10%になる予定。
年金受給開始年齢の繰延べ
現在の年金受給開始年齢は原則65歳。段階的に特別支給の老齢厚生年金受給があります。
しかし、すでに年金受給開始年齢を70歳にするという動きがあるようです。実際そうなるのはかなり先の話だとは思いますが、子供世代には重大な問題ですね。
企業も65歳まで定年延長したり、継続雇用で対応していますが、こちらもだんだんと65歳以降も働き続けられるようになっていく可能性があります。
同じ会社内でも、60歳以降再雇用で給与が下がった方と、65歳定年制を導入後60歳になったので、今までと同じ条件で給与をもらえるという方が一緒の職場で働いているなんてことが起こりうるんでしょうか。
年金ネット
現在の試算額
時々年金ネットを眺めては「増えないなぁ」とため息をついていました。
年金ネットとは…
パソコンやスマートフォンから自分の年金情報を確認できるサービスです。
いつもはこちらの「かんたん試算」で見ていたので、現在の仕事を60歳まで続けているとして自動で計算した数字です。
当然給与に増減がない限り、年金見込額が大きく変動することはありません。
試算によると、以前の記事のように私の場合は約85,000円です。
条件変更後の試算額
今回は試算後、「試算条件の修正」を選び、様々な条件での受給額を試算してみました。
年齢受給開始を66歳にした場合、約92,000円に増えます。67歳以降70歳まで上げていくと、99,000円~120,000円まで増えました。120,000円もいただけると少し楽になりますね。
しかし、70歳からの受給にするのは現実的ではないので、厚生年金加入期間を増やす方向でも調べてみました。
今の条件で65歳まで働くとすると、月々100,000円とちょっともらえるようになりました。プラス企業年金が3,000円くらいなので、60歳で退職する場合より17,000円くらい増えることになります。こちらの方が現実的に考えられそうです。
知人が「うちなら70歳まで雇ってやるぞ」と言ってくれているので、おまけで70歳まで働いたらどうなるのか調べてみました。
65歳~70歳まで現在の給与の半分、賞与なしという条件を設定すると、65歳までの受給額は変わりませんが、70歳以降は115,000円ほどになりました。
最後に
不安ばかりな老後ですが、働き続けられれば案外いけるんじゃない?という感想です。
年金も変動するので確定額ではありませんが、他人の情報ばかりでなく自分自身の数字をしっかりと見ることも必要なのではないでしょうか。