老後の生活、他の人はどう考えているんだろう
他の人が老後どうする予定なのか、ちょっと気になったので調べてみました。
【ケース1】田舎帰るか都内に残るか
現在はご主人と奥様、お子さんの3人暮らしです。ご主人は60歳を超えていらっしゃいますが、現役で仕事をしていますし、奥様も扶養範囲内で働いていらっしゃるようです。お子さんは2人いますが、すでに社会人ですので、もう教育資金などは心配いりません。
近くに住んでいらっしゃるお孫さんと遊ぶのが楽しいようで、「孫はいいよ~。」と満面の笑みを浮かべています。すっかり優しいおじいちゃんです。
「老後はどうするんですか?」と尋ねてみたところ、収入があるうちは現在の賃貸マンションで暮らすとのこと。年金だけでは生活できなくなったら、田舎に帰るかなぁと…。
田舎に帰れば、土地も空いている部屋もあるから、住む場所は心配していないということです。ただ仕事はないようで、田舎に帰ったら隠居ということになるそうです。
問題は、ご主人は北の方、奥様は南の方出身で、それぞれ出身地に帰りたがっていることぐらいでしょうか。
「それもいいんじゃない?」とおっしゃっていましたが、仲の良いご夫婦なので、どちらかが譲歩するんじゃないかと思っています。
でも、もしかしたらお孫さんに会いたいがために、老後も都内に住まうかもしれませんね。
【ケース2】理想は娘夫婦との同居
都内の戸建てで暮らしているご夫婦です。自宅は親御さんから譲り受けたものなので、ローン残債はないと思います。リフォームされたばかりなので、そちらの残債はあるかもしれません。
こちらもすでにお孫さんがいますので、「孫はいいよ~。」と目尻を下げています。元々子煩悩なご主人ですが、今は孫煩悩となっています。
「将来どうする予定なんですか?」と尋ねてみたところ、お子さんが2人とも女の子なので、「できれば3階に娘夫婦に住んでもらいたいかなぁ」と…。
ご主人も奥様もそれぞれ介護問題を抱えているので、ご本人の理想はということでしょうか。
いろいろな要因があって実際はどうなるのか、もしかしたら3階には奥様のご両親が暮らすという可能性もあるそうです。
【ケース3】リバースモーゲージ
東京近郊の持ち家にお住いのご夫婦です。現在は出産のためお子さん夫婦と同居中ですが、生活が落ち着いたらお子さんたちは出ていくということです。
「60歳以降どうするんですか?」と尋ねた時、「実は銀行さんからリバースモーゲージ*1についての説明を受ける予定だった。直前に少し怖くなってやめた。」とおっしゃっていました。
60歳以降もローンの支払いがあるようで、老後の資金のことも考えて銀行さんから勧められたそうです。
家を持たない私からすると、お子さんたちに残した方が良いのではないかと思ってしまいますが、 自分たちが亡くなった後、子供達はここには住まないだろうからという判断でした。
テレビでも時々、誰も住まなくなった空き家が増えているという情報を見かけます。固定資産税を払わなければいけないし、空き家の管理も大変と、相続した方が困っている様子も放送されていました。
自分たちが生きている間はそこに住めるし、枠内なら生活費も確保できるし、考えてみるのはいいかもしれません。ただ、長寿社会になった今、長生きした場合どうなるのか、地価が下がった場合はどうなるのか等調べておかないといけないことはたくさんありそうです。
この方が尻込みした気持ち、すごくわかります。
最後に
50代~60代の方は老後の心配をしつつ、悩み、日々生活している様子がわかります。私だけではなく、みんなそうなのだという安心感が得られました。
ただ、3人の方にお話を聞いてみましたが、皆さんご夫婦揃っていらっしゃる方たちなので、老後の世帯年収が私よりずっと高い方たちでした。
次回は、一人の老後を予定されている方に、お話を聞いてみたいと思います。誰かいるかなぁ…。
*1:自宅を担保に金融機関から借金をして年金またはまとまった金額で受け取り、満期時または死亡時に一括返済する。支払えない場合、担保物件を競売にかけ、返済に充当する。